8月1日に放送されたNHK『クローズアップ現代+』の“ブラック部活”特集が、大変な話題を呼びました。
練習や指導がきついだけでなく、部員同士もSNSで監視し合うので、
やめるにもやめられない状況が出来上がっている。その点が“ブラック”だというのです。
◆1日9時間も演奏して倒れる子も
なかでも、番組が取材したある吹奏楽部のケースは異常でした。
今年の7月は、ほぼ休みなし。毎日朝8時から夕方5時までの練習14日間に加え、早朝と放課後特訓も合わせると、スケジュールは26日間埋まりっぱなし。
残りの5日間も、強制参加の“自主練”にコンクールが待っている。つまり、毎日ブラバン漬けなのです。
練習内容も壮絶です。炎天下の中、9時間も楽器を演奏し続けると、ついには吐いて倒れる女子生徒があらわれたのだそう。
プロだってそんな無茶なトレーニングはしないだろうに。
この放送を受け、様々な反響がありました。過酷な状況に疑問を投げかけるものはもちろんですが、一方で、厳しさを乗り越えたから達成感を得られ、成長できたのだという声も。
その賛否はともかくとしても、吹奏楽部についての議論が大きな話題となる背景には、外から見ると特殊な世界に感じられるというのがありそうです。
では、その閉じられた環境で生まれるものが音楽と呼べるのかと問われると、どうも心もとなく感じるのです。
◆失敗せずに耐える子供を育てているだけ
たとえば、コンクールで好成績をおさめた部を追ったドキュメンタリーを見るとき。
そこにあるのは、部員が音楽について自ら考え議論を深めていくのではなく、ミスをせず正しく反応するために徹底的にしつけられている姿です。
もちろん、そうすることが勝利への近道なのでしょう。みんなで気持ちをひとつに、ミスをしなかったことへの達成感もあるでしょう。しかし、裏を返せば、それは学校での部活動という限られた範囲での成功に過ぎないのではないでしょうか。
確かに、コンクールで優勝した部の演奏は見事なのです。
でもよくよく考えると、それは音楽としてではなく、誰も脱落せず、失敗もなく統率が取れている管理体制に感心しているだけだと気づくのですね。
つまり、“学生の吹奏楽”という曲芸を見せられているだけなのではないかと。
ベストセラー『日本人とユダヤ人』で知られる評論家の山本七平(1921-1991年)は、こうした“芸”について、
よそからの影響や制約を受けないという不自然な前提がなければ機能しない類のものだとして、次のように論じています。
<いわば他に伝えられず、他に流用・転用できない閉鎖的な術、すなわち、体得した秘術ともいうべきものであろう。>(『日本はなぜ敗れるのか―――敗因21カ条』)
◆ヘタクソでもいい。子供が芸術から学ぶこと
つまり、今後学生の吹奏楽がどれだけ盛んになったとしても、音楽全体の裾野を広げる方には働かず、結局中学や高校での部活としてマニアックな人気となるだけなのではないか。現にメディアの取り上げ方を見るにつけ、そうした思いは強まるばかりなのですが。
「音楽に訓練は不要」などと言いたいのではありません。しかし、番組で紹介されたような“しごき”が、音楽の本流へと通じるのかどうかは疑問です。なぜなら、厳しくしつけてミスをしないように導くのは、ある意味ではとても簡単なことだからです。
つまり、明確な正解があると仮定したうえでの厳しさなのですね。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160816-00569058-jspa-life
コンピューター部が最高だった
上下関係ぬるい、冷房あり、顧問もヲタ
コンテストで一等賞とばかり言うからこうなる。
まあ、日本の部活は異常だよ
基本的に部活は顧問のオナニーだからな
しょうがない
コメント
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むしろブラック部活筆頭が吹奏楽部なんですがそれは
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オレ、サッカー部で血反吐吐いてたけど
まじで吹奏楽部だけは嫌だと思ってたわ
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乗り越えたから~とか何だとか理由つけてるの見ると見苦しいよなって思うわ
そもそも人間はコンピュータみたいに全員が同じように動けるわけじゃないし身体能力や、精神力含めて差があるんだからそこを考慮してない奴は教える側としては失格だわ
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京都橘のマーチング、笑ってコラえて!の動画から大分見たけど、ガチ体育会系。
練習ハードな分完成度は高く、見てる人に感動を与えられているとは思う。
ハードなの知ってて入る部活だから、外野がなんか言うことでもないと思う。
音楽家になりたい人はまた別ルートだろうし、そちらは多分同じぐらいハード、かつ才能が必要。
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嫌ならやんなきゃいいだけじゃんガイジなの?
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厳しいのは運動部も一緒だろうけど
とにかく人間関係が常時ギスギスしまくってるのが嫌だった
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クラシック音楽のコンクール自体が楽譜の再現度を競う場なんですが。。。(プロであっても
本当の芸術としての音楽がやれてるひとなんてほんの一部だから。
>ミスをせず正しく反応するために徹底的にしつけられている姿です。
いいかどうかはともかく、方向性は間違ってない。
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流石に炎天下での練習はおかしい
音程狂うし木管痛む
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でもわざわざ下手な演奏聞かされるのも殺意がわく
何事もほどほどにしてな
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ブラックが嫌なら部活なんか入るなよ
遊びたいだけなら同好会でも作れ
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部活動強制で同好会作れない学校だったけどなウチは
ちなみに文化系の部は存在しなかった
吹奏楽?運動部だろあそこは。走り込みが当たり前だったぞ
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