ネタバレなしの『シン・エヴァンゲリオン劇場版』初見感想
記事によると
・以下Twitterから転載
シンエヴァ 見た
もちろんネタバレはせんよ
せんけど、これだけは言わせて
シロクマ先生、これで解呪されん人は、この後どれだけ生きても解呪無理ですわ
庵野秀明、やりきった
■ネタバレにならない感想
① これ、旧世紀シリーズから入った人と、新劇場版から入った人で、物語の強度が全く異なると思う
そして、どちらの人にも、きちんと落ちている
② そして、これは紛れもなく97年夏エヴァの「完成版」だと思う。本来上映される予定だった完全新作の
そういう意味で、本当に庵野秀明は、エヴァを見事に荼毘に付して、骨の髄まで焼き切って供養したなと思う。
敢えて庵野は最後に出さなかったけど、
「すべての子供達に、おめでとう」
今度は全ての人の胸に、すんなり落ちると思う
言い換えれば、シン・エヴァンゲリオン劇場版は、「二次創作を許さない」物語の強度を持っている、ということ
幕間劇やパロディとしてのSSはできる
でも、旧劇場版が生み出したような無数のFFを生み出す余白のない強度故に新劇場版から入った人にも完璧に落ちている
なので、これは同人ドリヴン、二次創作ドリヴンで動いてきた21世紀20年のネット創作の潮目が変わる、ことになるのかもしれない、とも思った(ここは完全に個人の偏見)
エヴァが終わる、とはそういうことなのかもしれない
シンエヴァの物語の「強度」について言えば、劇場で序を7+1(2020)、破を10、Qを3回見た自分が、これは一度でいいと思ったということ
これは「この世界の片隅に」と自分にとっては同じ
庵野秀明のアンチが庵野に浴びせる罵声の典型的なもののひとつとして、「畳んだ風呂敷を畳めない男」というのがあったけど、24年時間はかかったけど、今回しっかりと畳み切った。
厳密に言えば「○司令とhogehoge」とか「イスカリオテの☆♯*」とかなくはないんだけど、この作品見終わったあとでそこをウダウダ突く人はいなさそう。
CG技術が当時なかったとかそういうことを別にして、多分97年の夏にエヴァファンが見たかった「夏エヴァ」が、それはシン・エヴァだったのではないのかなと思う。
もしあのタイミングでこの映画ができていたら、エヴァは見事に綺麗にそこで終わっていた反面、四半世紀も鮮度を保ったまま続くコンテンツにはなっていなかっただろうなと。
この新劇場版シリーズが「Rebuild of Evangelion」として始まり、序・破・Qが見事にTV版をRebuildした作品であり、そしてシンが夏エヴァの最高のRebuildとして終わったことを、ただ、嬉しく思う。
とはいえ、あのラストシーンは、TV版最終話の英語サブタイトル「Take Care of Yourself !」を旧劇場版ともう1回、都合3回目やったんだろうなと思えて苦笑。先にああは書いたが、これでも呪いの解けない亡者は当然出るわけで、そういう人に対する「もう出せるクスリはないのでお大事に」が、あのラストシーンに込められているように思えてしまった。
(だからこその英語サブタイトル「Thrice Upon a Time」(『未来からのホットライン』の原題だけど、直訳すれば「3回目に起きたこと」だし)
エヴァ映画観てきた
— marc (@kqj1Xvf7UrOcFkk) March 8, 2021
感想としては
終わった…今度こそ…
この映画は庵野秀明が自分自身とエヴァファンをエヴァの呪縛から解放するために、エヴァという神話(夢)を終わらせた映画
97年のエヴァ映画は解呪失敗してたけど、今回は解呪成功すると思うw
さようならエヴァ
ありがとうエヴァ pic.twitter.com/ylYqjB80M3
シン・エヴァンゲリオンについて今ここで書けることは僅かしかありませんが、私は見に行って良かった、この日まで生きていられて、視聴できて良かったと思いました。ネタバレを気にしなくて済むぶん、初日に視聴を済ませられたのもとても良かった。
— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) March 8, 2021
私は解呪されたけど(ほんとか?)この作品によってエヴァの呪いを授かる若者もいるのかしらとは思ったりする。解釈の揺らぎがある作品は人生に寄り添ってくるので。独特な作品ですから。オリジナルアニメってそういうところあるよなー
— 蛇内じゃない⛩ (@aoi_tobun) March 9, 2021
この記事への反応
・25年以上のエヴァの呪縛が、無理やり解呪された虚脱感にさいなまれております。
・アレはジャンル的には「供養」とか「葬式」とか「解呪」(人によっては呪いの重ね掛け)にちかいもんだから、映画的な評価や批評は、エヴァおじ、エヴァおばにはどうでも良い作品だってなのは、まぁ間違いない。
・アレはジャンル的には「供養」とか「葬式」とか「解呪」(人によっては呪いの重ね掛け)にちかいもんだから、映画的な評価や批評は、エヴァおじ、エヴァおばにはどうでも良い作品だってなのは、まぁ間違いない
・ギリギリリアルタイム世代なのでもう好きとか嫌いとかでなく呪われており、今日期待してるのは良い映画とか正しい伏線回収とかでは全然なくて、ただ解呪されたい、もう「エヴァが終わってない」「まだ新しいエヴァがあるかもしれないから…」という世界で生きていたくない
・巨大化した実写庵野が裸踊りして終わると5chネタバレスレで見たけど違うのか
・かつての二次創作の山を漠然と覚えている身としては、何となく「庵野版エヴァが終わった」「最も豪華な同人作品が完結した」という言葉が思い浮かんでしまった。オリジナルで本家本元なのに。呪いは、祝福でもある
・ 物語として楽しんでた人たちは成仏出来るけど特定キャラ目当てで見てた人は多分怨霊になるだろうな感
・物語が破綻せずに着地するか着地しないかって、エヴァにとって最大のネタバレやんけ!
・見た。これでよかったと言う想いと、これでいいのかと言う想いでいま胸中がグルングルン。多分自分はまだ解呪されていない。でも時間をかけて何回か見たら落ち着く気もする。
・見た。良かった。これで風呂敷畳めて無いって人は、どんな畳み方なら納得いくんだ?呪縛だなんだ言ってないで、歩き出せ。
成仏出来たと喜ぶ人と虚無感に苛まれる人、知り合いは半々だった。庵野監督、お疲れさまでした
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これがネタバレじゃないと?
大半の人が終わるのかどうかを注目点に置いてたろうに
皆が望んだラストシーンかどうかだっただけで
終わらせることに関しては全力だった
今回は、そこに前向きに終わって良かった。が入った
やりきった
終わった今度こそ
致命的なネタバレじゃない?
シンジ「父さんはなんで母さんの偽物を作ったの、僕を愛してくれればよかったのに」ゲンドウ「そうかお前の中にユイがいたのか」→浄化
シンジ「カヲルはホモやめろ自己満だろ」
アスカはQ時点でケンスケとくっついている、ガキシンジってのは本当に子供扱いされていた
レイはカヲルとくっつく、シンジはマリとくっついて終わり
よかった、これでエヴァファンに煩わされることがなくなる
せめてスピンオフでいいから何かやってほしい
おっぱいのデカいえっちなお姉さん
俺は満足した
ただ長いのとコロナでリピートする気力は無い
ちゃんとパンフも買ったから許してほしい
いや、旧劇と何も変わってないぞ
映画として退屈で、アンノからのヲタ卒業メッセージという身も蓋も無い終わり方
見た奴の感想も「アンノからのメッセージ最高!現実を叩きつけられたヲタは発狂してるけど俺はヲタじゃないから普通に受け入れた(どやぁ)」と
「普通にエンタメ映画作れよ!私小説モドキなんて求めてねーよ!」に二分されてるのも旧劇と全く同じ
だから安心して見ろ
本当のサヨナラはいつだよ…
当時あれだけ熱量を感じたものは錯覚でしたという結論
全然だめだね
テレビ版で途中で路線変えたの忘れてんじゃないの?
本来のエヴァには二度と戻れないダメなやつ
この数十年かけて庵野秀明本当にダメと自分で認めたというにすぎない
これ、コピペか
脳に障害があるって気の毒なんやな
「唐突感」「後付け感」が多い本作。
序、破はいいけど14年後のQから最終まで間がが舌足らず。
点数つけるとしたら、序9/10 破10/10 Q4/10 シン9/10 ってとこか。
漫画版ではゲンドウはマリの先輩じゃないぞ
というか学生じゃない
警察の引き取り冬月を指名しただけ